三重県は、3月14日に桑名保健所管内で確認された新型コロナウイルスに感染した70代男性について行動歴などを公表した。男性は多数の感染者があったクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」に乗船し、陽性反応が出たが、東京都内の医療機関で治療を受け陰性となったため、3月2日に自宅へ帰宅していた。
発表によると、男性は14日に発熱症状が続くが画像検査で肺炎の所見はなかったという。15日は解熱し、全身倦怠感もなかった。
男性は3月2日中に新幹線などの公共交通機関を利用し自宅へ帰宅。その後は買い物のため、自家用車による短時間の外出のみで、公共交通機関の利用はなかった。また、外出時にはマスクを着用していたという。
濃厚接触者は家族の1人のみで、PCR検査は陰性だった。帰宅後に接触のあった1人に対してもPCR検査を実施し陰性であることを確認したという。