厚生労働省は1月30日、三重県保健環境研究所から同日午後4時ころに三重県在住者から新型コロナウイルスに関連した感染症の症例の報告があったと発表した。50代の男性で1月27日に男性が医療機関を受診した際、中国の武漢市に滞在歴の申告があったとして、報告された。
発表によると、男性は1月13日に武漢市から帰国し、その際には症状はなかったという。同25日から26日に38度の発熱があり、1月27日に救急要請があり、県内の医療機関に搬送されたが、画像診断で肺炎像がなく、自宅で静養。同28日に39度の発熱で、同29日に医療機関を再受診し、画像診断で肺炎と診断され入院した。
行動歴は昨年12月24日から今年1月13日まで武漢市に滞在。日本帰国後はマスクを着用していたそうで、行動歴などは現在確認中だという。
三重県では1月29日午後1時から、新型コロナウイルス感染症に関連した肺炎に関する電話相談窓口を設置。医療機関を受診すべきと考えられる対象者について、①発熱(概ね37.5度以上)かつ呼吸器症状(せき等)がある場合②武漢市への渡航歴がある、または、「武漢市への渡航歴があり、発熱かつ呼吸器症状を有する人」との接触歴がある場合としている。
相談窓口は薬務感染症対策課内に開設され、電話番号はTEL059-224-2339。平日の午前9時から午後5時まで対応している。
また、四日市市保健予防課でも相談を受け付けている。電話番号はTEL059-352-0594で、受付時間は平日の午前8時半から午後5時15分。