南部丘陵公園の小動物園(四日市市波木町)で飼育されているカメは、毎年11月下旬ごろに最低気温が5度以下になることから冬眠の準備をする。普段はヤクシカや鳥がいる小屋で過ごすが冬眠するときは、側にある小屋へ移動、今年も冬眠ための「引っ越し」が11月22日にあった。【敷かれた落ち葉の上を歩くカメ=南部丘陵公園で】
飼育されているのはニホンイシガメ13匹とクサガメ1匹の計14匹。はじめに池の水が抜かれた。
飼育を担当する「なかよし生き物倶楽部プチZOO」のスタッフが2人で作業。水を抜いた小屋内の池からブロックの中にいたりするカメを探し出し、2つケースに分けて入れていった。作業時は気温が高めだったこともあり、動きが活発で、中には池から出て、小屋のフェンス際にいるカメもいた。
ケースに入れられたカメは運び出されると、すぐ側にある落ち葉が敷かれた小屋へ。スタッフの手で1匹ずつ落ち葉の上へ置かれると、歩き出したり、そのまま落ち葉の下へ潜るなどしていた。
気温が上がると、小屋の中を歩く姿をみることもできるそうで、来年3月中には、通常の小屋へ移動されるという。