動きに迫力 南部丘陵公園小動物園ヤクシカの角切り

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 四日市市の南部丘陵公園南ゾーンにある小動物園で飼育されているヤクシカの角切りが9月21日にあった。攻撃や闘争でけがをするのを防ぐためで、毎年行っっているという。【ブンタの体を抑えながら角切りをする飼育員ら=南部丘陵公園で】

 小動物園では、毎年、オスの角を安全上の理由で切っていて、4頭のオスの角切りをした。ブンタ(8才)の角切りでは、作業は動物の管理を担当する「プチZOO」の飼育員と四日市市の担当者で抑えながら、金のこを使って、作業を進めた。

 1本目が終ると、切れ味が鈍ることもあり、金のこを交換。2本目を切り終えると、ブンタは小屋の中を走っていた。作業を見学していた来園者もいて、「シカの動きが迫力ありましたね」と感想を話していた。

 
 切った角の長さは約30センチほど。来園者に向け、小屋の外側に展示される予定だという。