四日市公害について知り、身の周りの環境や世界に目を向けるきっかけにしてもらおうと、市民活動団体「四日市再生『公害市民塾』」は7月28日(日)に、四日市公害がテーマの映画「あやまち」の上映会、8月17日(土)には小中学生向けの講座「夏休み課題研究サポート」を開く。いずれも参加無料、申し込み不要。【公害裁判の資料を手に語る同団体の伊藤三男さん=四日市市安島で】
1997年に公害記録家の澤井余志郎さん(故人)が中心となって同団体を立ち上げ、記録の保存や語り部活動に取り組んできた。今年1月、同公害裁判原告の野田之一さんが亡くなったことを受け、「2人の遺志を継ぐことが重大な任務」として活動を続けている。
公害訴訟中の四日市を描いた映画「あやまち」は70年に東海テレビが制作。今回上映するのは、2009年に新たな報告を挿入し再編した作品で、当時制作に関わったディレクターの講演もある。上映会は午後1時半から、四日市市安島の「四日市公害と環境未来館」1階講座室で。定員80人。
講座は午前10時からと午後2時からの2回、じばさん三重2階活動室で開催。同団体が保有する澤井さんと野田さんの映像を視聴する。筆記用具が必要でカメラ持参可。定員は各回10人程度(保護者同伴可)。
問い合わせは同団体の伊藤さんTEL090-3151-8971まで。
【2019年7月13日発行 YOUよっかいち第166号】