三重県四日市市は、職員採用試験の受験者募集を電車の中吊り広告にしてPRする。市では初めての試みという。優秀な人材を広く求めたいと考え、様々な人の目にとまる電車の中吊り広告を選んだという。5月5日から6月1日まで近鉄名古屋線など県内の路線や四日市あすなろう鉄道で掲示される。
四日市市の場合、採用試験の受験者が減っているといった状況にはないが、少子化の影響が現実になる前に、いろいろと人材募集についてやっておきたいと考えたという。森智広市長は「電車は多くの人が利用し、目にとまると思うので、学生さんらに見てもらい、少しでも多くの人に採用試験を受けてほしい」と話している。
掲示されるのは近畿日本鉄道の名古屋、湯の山、鈴鹿、山田、鳥羽、志摩の各線と養老鉄道の各車両、四日市あすなろう鉄道の車両や駅構内。今回は6月実施(募集期間は5月16日~6月1日)の2026年度の採用試験の広告で、9月実施の採用試験についても7月下旬ごろから掲載する予定という。
募集職種や募集人数などの詳細は、広報よっかいち5月下旬号や市のホームページに掲載される。
一方、四日市市は、土木技師の通年募集も始めており、これも市では初の試みという。キャリア枠、職歴不問枠で募集しており、6月、9月、11月の3タームで募集する。こちらも人材確保が狙いで、1次試験は全国主要都市や自宅などで受験ができ、特別な試験勉強がいらないSPI3試験で受験することができるという。こちらの詳細は広報よっかいち4月下旬号や市のホームページに掲載しているという。