三重県四日市の南部丘陵公園にある小動物園で、夏の暑さ対策などのため、ヒツジの毛刈りが4月18日にあり、来園者に「毛刈りショー」として公開された。

以前は同園で飼育されていて、現在は移動動物園などのイベントで活躍するコリデール種の日和(メス、7才)が「出張毛刈り」として登場。園内の掲示などで「ヒツジの毛刈りショー」を知ったという来園者らが見守る中、午後1時半から、動物の飼育を担当する「なかよし生き物クラブ プチZOO」のスタッフによって始まった。
スタッフが専用のバリカンを使って、はじめに日和の腹部分の毛を刈っていく。時折、体を動かす日和に「大丈夫、大丈夫」などと声を掛けながら、足や背部分など順番に作業を進めた。
ヒツジの毛は伸び続けるため、日和にとっては1年ぶりの衣替えのようなもの。約20分間で作業は終わり、スタッフが刈られた毛を袋に詰めて重さをはかると2.4キロだった。日和のスッキリした姿に、見学していた人からは「かわいい」などの声が聞かれた。
