新入学児童を交通事故から守ろうと、保険会社ら4社から半世紀以上続く「黄色いワッペン」が四日市市に寄贈された。1965年から毎年続く取り組みで、これまでの贈呈数の累計は全国で7286万枚にのぼるという。
贈呈式が3月27日、四日市市役所で開かれ、損害保険ジャパン株式会社三重支店四日市北支社長大西栄二さん、株式会社みずほフィナンシャルグループみずほ銀行四日市支店渉外課長六車浩史さん、明治安田生命保険相互会社四日市支社長城尾英紀さん、第一生命保険株式会社マネジャー羽根二三江さんが出席した。損害保険ジャパンの大西さんが贈呈側を代表して、廣瀬琢也教育長に目録を手渡した。

今年で61年目を迎え、3世代で使った家庭もあるという黄色いワッペン。新1年生になる市立四日市幼稚園の卒園児5人が出席し、ワッペンをつけてもらった。5人は「黄色いワッペンありがとうございました」と皆で声を合わせて、元気よくお礼のあいさつをした。
ワッペンは交通事故傷害保険付きで、「交通安全年間スローガン」の子ども部門で文部科学大臣賞を受賞した「青だけど 自分の目で見て たしかめて」が記載されている。