2025年度一般会計当初予算案から、分野別におもな事業を紹介する3回目は「産業・港湾」分野から。カッコ内の「新」は新規事業。(障害者の働きやすい環境づくりを支援=写真はイメージです)
■障害者の法定の雇用率が2026年7月から2.70%(現在は2.50%)に引き上げられることから、職場のバリアフリー化など障害者が能力を発揮しやすい職場環境づくりをする民間事業所に独自の補助金で支援する。トイレ改修、通路拡張、スロープなどが対象で、かかった経費の二分の一、上限50万円を補助する。(新、100万円)
■「じばさん」(四日市市地場産業振興センター)を、現在の姿から、スタートアップ支援やリカレント教育、リスキリング、産業情報発信などの機能を備えた「産業のあらたな拠点施設」として生まれ変わらせるための改修工事の設計をする。関係機関と協議し、新しい機能に関するセミナーなどを開催し、リニューアルへの機運も高める。(873万円余)
■四日市コンビナートのカーボンニュートラルを進めるため、コンビナート企業なども参加している推進委員会の部会の取り組みを応援する。企業間の連携によるプロジェクトや、行政が連携した実験など、あらたな取り組みを推進させるため、実現可能性の調査費用に加えて、新たに社会実証をする場合の費用の一部を補助する。(1憶12万円)
■土砂災害防止や地球環境保全など、森林が持つ多くの機能を発揮してもらうため、森林環境税を利用して必要な森林整備を行う。2025年度は水沢町冠山地内(31.4ha)での所有者特定や所有者への制度、事業協力の説明のほか地元説明会なども行う。(1660万円)