三重県北部を通る国道1号「北勢バイパス」の一部区間が3月16日に開通し、みえ川越インター付近から国道477号バイパス合流点までが途切れなく利用できるようになる。3月1日、四日市市西坂部の「坂部トンネル」南西口をメイン会場を中心にプレイベントが開催される。
今回、開通するのは、四日市市山之一色町の市道日永八郷線から曽井町の国道477号バイパスまでの4.1㎞間。川越町の伊勢湾岸自動車道みえ川越インター付近からの既存開通区間8.5㎞と合わせ、延長約12.6㎞が連続して使えるようになる。周辺にはキオクシア四日市工場をはじめとする工業団地があり、四日市市は市街地の渋滞解消に加えて、新しい産業用地の確保につながることを期待している。
北勢バイパスの工事は、今後、「第3工区」と呼ばれる国道477号バイパスから四日市市采女町の国道1号までの未開通区間8.4 ㎞に移る。土地買収がこれからだったりし、開通時期については国から明らかにされていない。この区間が開通すると、鈴鹿市側へ「鈴鹿四日市道路」につながり、中勢バイパスと結ぶ構想になっている。
プレイベントは午前10時~午後3時の開催で、北勢市町でつくる北勢バイパス建設促進期成同盟会の主催。トンネルで建設の動画を壁面に放映し、パネルも展示する。スーパーカー約15台や「はたらく車」の展示、キッチンカー出店なども予定されている。当日は開通前の道路を自由に歩くことができ、先着3000人には記念品を贈呈するという。
メイン会場では、午前中にチアダンスや諏訪太鼓の演奏があり、午後1時半ごろからはお笑い芸人チャンカワイさん、地元出身の歌手、茉ひるさんが出演するトークショーやミニライブも計画されている。
イベント会場へはシャトルバス運行がある臨時駐車場などが用意される計画で、約1800台に対応できるという。詳しい情報は四日市市のホームページなどでも発表される。