足湯列車走ります、1月11日から名古屋~湯の山温泉

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【電車の中にヒノキ造りの足湯キットが置かれた「足湯列車」】

 電車の中で足湯を楽しめる近鉄の「足湯列車」が1月11日から名古屋と三重県菰野町の湯の山温泉を結んで走る。お湯はその日の朝に汲んだ天然温泉で、車両内にはバーカウンターもあって、地酒やコーヒーなどでくつろげる。8日、試乗会があり、報道関係者らに紹介された。

 近鉄と菰野町、町観光協会の企画で、2月16日までの土日のうち8日間運行される。湯の山温泉の開湯1300年を祝った2018年に初めて走り、2019年まで好評だったが、コロナ禍でしばらく運休したことも。再開後は、利用者もコロナ禍前のように戻ってきたという。

 近鉄の観光列車「つどい」の3両編成の真ん中の車両に、4人用のヒノキ造りの足湯キットが2台据えられ、ベンチやバーカウンターなどもあって温泉地気分を味わえる。足湯は、運行日の朝、菰野町職員が温泉を汲み、足湯キットの中にはろ過と保温ができる装置があって、40度のちょうどいい湯加減が続くようになっているという。

列車には「こもしか」の特製プレートも

 バーカウンターでは、菰野町の「地酒三種飲みくらべ」やビール、ジュース、コーヒーなどがあり、「湯の花せんべい」や「僧兵味噌」などの土産、こもしかグッズなどを販売する。

 この日、湯の山温泉の老舗旅館「寿亭」のスタッフの松橋美佐登さん、後藤香寿美さん、伊藤涼帆さんの3人がモデルを兼ねてお手伝い。テレビなどの撮影で、名古屋から通算して約30分、足湯状態だったが、「お湯の温度がちょうどよく、長く入っても足がふやけるんじゃなくて、つるつる。足だけでなくて、体全体がずっとぽかぽかしています」と話していた。

バーカウンターではコーヒーなども楽しめる

 乗車記念に「記念乗車証」や、湯の山温泉の日帰り入浴が一律300円で楽しめ、御在所ロープウエイやパラミタミュージアムなどの利用割引がある「湯の山温泉割引手形」がプレゼントされる特典もある。

 運行は1月11日、12日、18日、19日、26日と2月1日、2日、16日。第1列車は近鉄名古屋駅10時06分発、近鉄四日市駅10時44分着、湯の山温泉駅11時50分着。第2列車は湯の山温泉駅15時38分発、近鉄四日市駅16時38分着、近鉄名古屋駅17時23分着。

 近鉄主要駅で観光列車料金(おとな510円、こども260円)を購入する(別に乗車区間に応じた乗車券が必要、足湯利用には乗車後、バーカウンターで約10分の足湯利用券100円の購入が必要)

長く入っていても、「ちょうどいい湯加減」

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