総務省消防庁が主催する2024年7月から9月にかけて開催された「令和6年度石油コンビナート等における自衛防災組織の技能コンテスト」に、四日市臨海地区特別防災区域共同防災組織(昭和四日市石油株式会社四日市製油所)、株式会社ENEOSマテリアル四日市工場自衛消防隊、四日市臨海地区特別防災区域共同防災組織共同霞隊(霞共同事業株式会社)の3つの組織が出場した。審査の結果、総務大臣表彰の最優秀賞を四日市臨海地区特別防災区域共同防災組織が受賞、優秀賞を株式会社ENEOSマテリアル四日市工場自衛消防隊と四日市臨海地区特別防災区域共同防災組織共同霞隊が受賞した。最優秀賞は東海・北陸地方のコンビナート事業所から初の受賞で、同じ地区から優秀賞を含め、3つの組織が総務大臣表彰を受けるのは、四日市地区が全国でも初めてだという。
3つの組織の代表者、関係者らは受賞報告のため12月20日、四日市市役所を訪れ、同市の森智広市長に受賞の報告をした。森市長は日ごろの訓練の様子などを聞き、「本当そうmにおめでとうございます。すごいですね」などと話していた。
コンテストは、石油コンビナート等における自衛防災組織の技能、士気を向上させることや防災意識の強化を意識に平成26年度から実施。競技は、事業所内の屋外貯蔵タンクで、火災が発生し、タンク上部から黒煙が噴出しているため、自衛防災組織などの消火活動をする想定で実施。消防庁特殊災害室の職員が審査を担当し、現地審査で競技の進行状況を確認、またビデオ審査によって採点がされた。今年度は、全国の37組織の参加があったという。
表彰式は12月13日に、東京都千代田区霞が関の中央合同庁舎であったという。受賞した組織の関係者らはコンテストを振り返り、「士気が高まって、皆、やる気がすごかったです」「暑さの中、本当に頑張っていました」「受賞は今後の励みになります」などと話していた。