三重県四日市建設事務所は12月10日、今年8月26日から9月2日の台風10号の被害で、のり面が崩れた四日市市川島町の三滝川護岸へ迅速に応急工事を実施し、被害拡大や二次災害の防止に貢献したとして、同市の森崎建設(四日市市東新町)と三重県建設業協会四日市支部に感謝状を贈呈した。
県四日市庁舎(同市新正)で贈呈式が開かれ、森崎建設の森崎誠二代表取締役、現場を担当した森崎武宏専務取締役、三重県建設業協会四日市支部の伊藤秀樹支部長が出席。同事務所の須賀真司所長が、それぞれへ感謝状を手渡した。
県によると、現場側の国道477号は、1日約1万3000台の車の交通量があるという。感謝状の贈呈は、「地震・津波・風水害等の緊急時における運用協定」に基づくもので今年度から実施。台風10号の際に、三滝川の川島町で、国道477号が側を通る護岸で、約45メートルにわたり、のり面が崩れたことを受け、三重県建設業協会四日市支部が地域の維持管理などを日ごろから担当している森崎建設へ工事を要請。同社では大型土のうを120個使って応急工事をするなどし、被害の拡大や二次災害を防ぎ、地域住民の安全に貢献した。