いつか自分のことになるかも知れない認知症について社会の理解を広げようと、「RUN伴四日市2024」が11月16日、三重県四日市市内で行われた。今年は新たに「WALKルート」を設け、「RUNルート」との2ルートでいつもより広い市域を巡り、多くの市民らにアピールした。
2022年に地域ごとの開催になった時は約150人の参加者だったというが、今年は400人余が参加したという。主催はRUN伴四日市実行委員会(山内加奈江実行委員長)で、三重県、四日市市、市社会福祉協議会、若年性認知症者の会レイの会などが後援、診療所や企業などの協賛も増えたという。
2ルートは午前8時40分から同9時のスタートで、「RUNコース」は「楠在宅介護サービスセンターゆりかもめ」からスタートし、「うぃるグループホーム塩浜」「笹川内科胃腸科クリニック」「マックスバリュ笹川店」「デイサービスときわステーション」など南部を中心に市内を走った。
新設の「WALKコース」は北部が中心で、「富田浜病院」をスタートし、「四日市看護医療大学」、「ヴィラ四日市」「デイサービスおれんじ」「デイサービスすこやか」などを中継点にして巡った。四日市看護医療大学には午前10時ごろに前のグループが到着。タスキの引継ぎをして、同大学の学生や教職員らが次の中継点に向けて出発した。
今年のゴールは、中央緑地公園で、午後3時を回ったころ、ひとつ前の中継点「ステップ四日市」で合流した「RUN」と「WALK」の二つのグループが一緒になって、70人余の一団となってゴールテープを切った。お互いの頑張りをたたえ合い、年配の人も若い人も、車いすの人も、みんなでタスキをつなぐことができたことを喜んだ。ゴールでは今年も森智広市長が参加者に加わって走り、こにゅうどうくんも登場して、みんなで記念写真を撮影した。