三重県四日市市の南部丘陵公園南ゾーンにある小動物園で、春先から伸びてきたヤクシカの角切りが11月5日、動物の管理を担当する「なかよし生き物倶楽部プチZOO」の飼育員によって行われた。
オスは春先から伸びてきた袋角をはいで、枝角という鋭い角が出てくるという。繁殖期に入ると、攻撃性が増すことから、シカのケガ防止や飼育員の安全を確保するため、毎年、秋になると、角を切っている。来園者が見学する中、飼育員3人がオス・マカロン(12才)の角切りをした。
ヤクシカ舎の中に設けられた仕切りから、飼育員が4人がかりでマカロンを、角切りの作業をするスペースへ移動させた。2人が体をおさえ、1人が金ノコを使って角を切する様子を集まった来園者が見守る中、作業は進んだ。
固くなった角の影響で、途中、金ノコが折れることもあったが、すぐさま新しいものを出し、作業は滞ることなく終了。約5分ほどで角を切る作業は終了した。 切った角は、ヤクシカ舎の外に展示されるという。