これからも夢と希望を パリ五輪金メダリスト藤波朱理選手 四日市市総合体育館に記念展示

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【11月1日から始まった記念展示の除幕式=四日市市日永東】

 パリ五輪のレスリング女子53キロ級で金メダルを獲得した藤波朱理選手の活躍を祝して、四日市市は11月1日、同市日永東の市総合体育館エントランスプラザにユニフォームや写真を展示した「パリ2024オリンピック金メダリスト藤波朱理選手記念展示~夢と感動をありがとう~」を開設した。初日には藤波選手、父の俊一さんも出席して除幕式が開かれた。

 展示には、藤波選手が実際に試合で使用したシューズや金メダルを獲得したときの写真などを展示。四日市市の森智広市長はパブリックビューイングで応援したことに触れながら、「あのときの感動がよみがえっている。四日市市民の誇りであり、夢と希望を与えてくれました」などと話していた。

 式では、展示を見ながら、生い立ちや展示内容について司会者が質問する時間があり、「練習など今までしてきたことを出すだけだった。金メダルが決まった瞬間は最高の瞬間」と振り返った藤波選手。子どものころについて、俊一さんから、「子どものころから負けず嫌い」と話していた。

【四日市市観光大使に選任された藤波選手。森市長が手にしているのが観光大使の名刺】

 また、市は藤波選手を「四日市市観光大使」に選任した。任期は11月1日から3年間。除幕式に先立ち、選任状授与式があり、藤波選手専用の市のマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」をかたどった観光大使の名刺が森市長から手渡された。

 パリ五輪の金メダルを手に、展示を見つめた藤波選手。「地元の方々の応援が本当に力になった。これからも皆様の応援を力に、夢と希望を与えられるレスリングをしたい」と力強く話していた。

【展示の前で金メダルを手にする藤波選手】