少林寺拳法の全国大会に出場、内部スポーツクラブと湯の山道院拳友会の5選手が健闘誓う

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【全国大会の健闘を誓う少林寺拳法の5人の選手たち=四日市市役所】

 静岡県で11月に開催される「2024年少林寺拳法全国大会inふじのくに」に三重県四日市市から出場する選手5人が10月29日、森智広市長を表敬訪問して健闘を誓った。出産や育児を経て選手生活に戻った選手もいて、それぞれの目標などを語っていた。

 市役所を訪れたのは、内部スポーツクラブの井戸陽さん(会社員、22歳)、伊藤未侑さん(大学1年生)、松本紅菜さん(会社員、31歳)、後藤瑞姫さん(主婦、26歳)と、湯の山道院拳友会の下村昂大さん(小学3年生)。

 全国大会は11月16、17日にエコパアリーナ(静岡アリーナ)であり、井戸さんは一般男子三段・四段の部、伊藤さん、松本さん、後藤さんが一般三人掛の部、下村さんが小学生の部Bに出場する。少林寺拳法の攻撃、受けなどの形を自分たちで組み立てて見せる組演武で、技の繰り出し方などの出来栄えを競うという。一般三人掛は大会オリジナルで初の種目だという。

 井戸さんは「厳しい戦いでしょうが、これまで練習したことを発揮したい」と話した。松本さんはこの日の選手の中では最長の20年余のキャリアがあるが、出産と子育てなどで約7年、競技から離れていたという。後藤さんも1年半ほど離れていて、今回が「復帰の大会」になる。3人がそろわないと練習にならないが、伊藤さんも大学の講義があり、スケジュール調整が大変ななかで練習を重ねているという。下村さんは「自分より強い人も出てくるだろうが、それ以上に強くなって乗り越えられるようがんばりたい」などと話していた。