次は世界で活躍を、日本マスターズ水泳の優勝選手らが四日市市長を表敬

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【日本マスターズ水泳の好成績を報告した(右から)古田志乃雅さん、井倉一政さん=四日市市役所】

 第39回日本マスターズ水泳選手権大会で優勝などの好成績を収めた三重県四日市市在住の2選手が10月9日、森智広市長を表敬訪問して成績を報告した。2人とも2025年8月の世界マスターズ水泳選手権に出場する予定で、目標を力強く語っていた。

 市役所を訪れたのは、チーム「三滝リバーズ」の選手、井倉一政さん(43)と、代表で選手でもある古田志乃雅さん(56)。7月に東京で開かれた今大会で、井倉さんは男子40~44歳区分200mバタフライで優勝、同100mバタフライで3位を収めた。古田さんは女子55~59歳区分800m自由形で10位だった。

 井倉さんは子どものころから水泳を続けているが、全国大会の優勝は初めてという。「200mは長いので、継続して練習をしていないと厳しいレース。続けてきた練習が身を結びました」と振り返った。過去、四日市市に勤務し、今は三重大医学部で教えながら水泳を続けているという。

 世界マスターズへの気持ちを問われ、「勝手に日の丸を背負って、表彰台めざしてがんばります」と笑顔で語り、森市長から「ぜひ、次もがんばってください」と励まされていた。

 古田さんは四日市市内のスイミングクラブで練習してきて、井倉さんともこのクラブで出会ったという。2021年に東京や山口など全国の友人らにも声をかけてチームを立ち上げた。現在、7人がSNSでつながりながら、自分のペースで水泳に取り組んでいるといい、古田さんはその中心になっている。今年2月に中東のカタールで開かれた世界マスターズでは、日本選手2人のうちの1人としてオープンウォーター競技(3キロ)に出場、18位の成績を収めている。