「ギフトカード4万円分?詐欺かも」 特殊詐欺被害を未然防止 ファミリーマート近鉄四日市駅前店に感謝状

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【感謝状を受け取ったファミリーマート近鉄四日市駅前店の石橋店長=四日市市新正】

 四日市南警察署は、特殊詐欺被害の未然防止に協力したとして、四日市市安島の「ファミリーマート近鉄四日市駅前店」と同店のアルバイトでネパール人留学生のクンワル・ラメシュアルさん(29)へ感謝状を贈った。贈呈式が10月8日、同署であり、中西通署長が同店の石橋優太店長へ感謝状を手渡した。

 発表によると、9月15日に同店に70歳代の女性が「4万円分のギフトカードを購入したい」と訪れたという。対応したクンワルさんが、購入目的などを聞いたとき、「パソコンの」画面に」という言葉などを聞き「これはおかしい」と思い、警察へ通報。駆け付けた署員が、女性の話を聞くなどしたという。女性はパソコン操作中に画面に突然、男性の顔と問い合わせ先の電話番号が出て、画面が変わらなくなり、表示された番号へ電話をかけたところ、「ギフトカードを購入してください」と指示を受けたという。

 店では、特殊詐欺被害の防止へ努めることなどを教育しているそうで、「日ごろからスタッフは皆、意識を高く持っています」と石橋店長。贈呈式にはクンワルさんは出席できなかったが、中西署長は「従業員の皆様の意識が高い証拠。これからも継続して、水際対策にご協力いただきたい」と話していた。

 四日市南警察署によると、今年8月末までの三重県内の特殊詐欺の被害件数は185件で被害額は4億5810万円で、件数は昨年同月比で1件増加、被害額は約7490万円増という状況。南署管内では今年8月末時点で、被害件数は18件、被害額は約5810万円で昨年同時期と比較し、3件増で、被害額は約2220万円増だという。

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