今月のテーマ 知られざる「青あざ」の世界【ひだまりコラム】〈PR〉

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 ひだまり内科クリニック院長です。今回は「青あざ」のお話です。「青あざ」=「紫斑」は皮膚の下で出血することにより生じます。青あざと似ているものとして「赤いあざ」=「紅斑」がありますが、紅斑は皮膚の表面に近い部分の毛細血管が開くことにより赤くみえるものであり、紫斑とは異なります。
 青あざは白血病などの重篤な疾患により出血しやすくなることが原因で生じることがあります。出血しやすさが悪化すると脳出血などの重篤な出血症状をきたすことがあります。打撲した覚えがないのに青あざがたくさんできている場合、青あざが消えてもまた他の場所にできる場合、鼻出血など他の出血症状も伴っている場合などには特に注意が必要です。「君たちはどう生きるか」でアオサギが異世界からの使者であったように、「青あざ」は体の異常を知らせてくれるシグナルかもしれません。血液専門医がいる「ひだまり内科クリニック」に是非ご相談ください。

ひだまり内科クリニック
四日市市上海老町1633-140
TEL.059-325-2277