四日市市長選に元市議長の小川政人さんが立候補の意思を表明、ガラス張り市政運営など主張

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【立候補する意思を表明した元市議長の小川政人さん=四日市市諏訪町】

 11月投開票の三重県四日市市長選に、元市議会議長の小川政人さん(76)が9月25日、立候補の意思を表明した。無投票阻止が必要で、市政運営に関する情報をもっと市民に提供する開かれた市政にすべきだと主張した。

 小川さんはこの日、市政記者クラブで報道各社の取材に、「6月ごろから無投票はあかんと考えていた。新図書館計画では、近鉄四日市駅前にすぐ建つようなことを言っていたのに、いきなり計画断念になった。新しい図書館をつくるのはいいが、その過程の状況について、もっと市民に説明すべきだ」とし、様々な施策に関しガラス張りの市政であるべきだとの考えを述べた。

 JR四日市駅前の新大学設置の計画については、「四日市に研究施設は必要だと思うが、それが大学でいいのかどうか。また、災害時に浸水が起きたらどうするかを考えなければいけない」との考えを語った。

 選挙公報などによる最小限の訴えを考えており、選挙事務所も設けないという。「青島幸雄さん(参議院議員、東京都知事など歴任)みたいな選挙がしたい」と話した。

 小川さんは1991年に四日市市議に初当選し、以後、連続8回当選した。常任委員会の委員長などを歴任し、2009年には議長を務めた。2023年4月の前回市議選には立候補せず、勇退した。

 四日市市長選では、現職の森智広さん(46)が立候補の意思を表明している。