四日市富田道院拳友会に所属する大月晟通さん(朝明中3年)が8月23日から25日に、岡山県の岡山市総合文化体育館で開催される「第18回全国中学生少林寺拳法大会」に男子単独演武で出場する。指導者の西村忠則さんいわく「とにかく少林寺拳法が好き」というほど練習熱心。大月さんは8月9日、全国大会を前に四日市市役所を訪れ、同市の森智広市長と四日市市議会の伊藤嗣也副議長へ大会への意気込みを話した。
中学1、2年生のときは組演武で出場。その際に、大月さんは優しさゆえ、相手への突きの力を加減してしまう様子があったという。今年は単独演武のため、自身の力を精一杯開放し、真の力を全国舞台にぶつけていく。
小学2年から少林寺拳法へ取り組む。「礼儀や姿勢、いろんなものを少林寺拳法から学びました」とまっすぐな眼差しで話す大月さん。自分の練習時間が終わっても、大人の練習を見て、吸収していった。「本当に好きなんだなって思います。言ったことをすぐ吸収する」と指導する西村さんも感心しているそうだ。
1年生で初めて出場した全国大会も「緊張しなかった」という度胸の持ち主。「本当に少林寺拳法が好きで」と話す大月さんだが、友人から「それはどういうものなの」と聞かれることも。「ここがすごいって説明します。少林寺拳法が好きだから」と笑顔で話す。
市役所へ表敬訪問の際には、森市長、伊藤副議長の前で迫力ある演武も披露。「すごく強さを感じた。少林寺拳法が大好きな気持ちを全国舞台でぶつけてほしい」と森市長が声をかけると「決勝ラウンドに残ります」と力強く話していた。