三重県四日市市中野町の県立朝明高等学校(早川知宏校長)が、新しい夏の制服として、半そでのポロシャツとハーフパンツの組み合わせを発表した。正式採用は2025年度からだが、快適に勉強してもらおうと、今夏から試験導入し、希望者は購入できるようにした。ハーフパンツの制服採用は全国でも珍しいそうだ。
夏が年々暑くなり、熱中症の心配もあるため、これまでの制服に追加することにしたという。生徒からは「ジャージで過ごしていいですか」という声も出ていたそうだが、服装のメリハリも大切と、今回のハーフパンツを選択したという。
新しい制服の撮影のモデルを務めてくれたのは2年生の松根勇誠さんと1年生の平山江蓮さん。2人とも「涼しい」と高評価で、とくに、男子生徒はこれまではスラックスだったため、松根さんは「開放的で涼しい」と着心地がよいことを話していた。
新制服のポロシャツは速乾性を重視した素材で軽く、一方、ハーフパンツは若い生徒の活動量を考え、しっかりした生地になっている。上下で計9600円。希望する生徒は市内の百貨店や特定のスーパーで購入できるという。