「少国民」に焦点も 学習支援展示「四日市空襲と戦時下のくらし」始まる 

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【戦時中の子どもたちが遊んだ「愛国百人一首かるた」などが展示されている=四日市市安島】

 四日市市立博物館(同市安島)で学習支援展示「四日市空襲と戦時下のくらし~少国民の見た銃後~」が6月11日から始まった。平和学習の支援が目的で、今年は戦時中に「少国民」と呼ばれた子どもに焦点を当てた内容となっている。

 会場は同施設3階の市立博物館ロビーと白里亭、2階の四日市公害と環境未来館の常設展の一部。博物館ロビーでは、戦時下の子どもたちの様子を「戦時下の学校」「戦勝祈願」「勤労奉仕」「少国民の世界」などのテーマごとに写真と解説で紹介している。

 白里亭では、「愛国百人一首かるた」や軍人人形など、戦時中に子どもが実際に遊んでいたおもちゃを展示。子ども向けの防空頭巾も見ることができる。

【子ども用の防空頭巾】

 学習支援展示、常設展は入場無料。開催期間は9月1日まで。月曜休館で祝日の場合は翌平日。問い合わせは同館TEL059-355-2700へ。