三重県菰野町の御在所岳(標高1212m)の山上公園で、サラサドウダンやベニドウダンの花が見ごろを迎えている。いずれもツツジ科の2種は御在所岳一帯に自生しているそうで、特に山上公園で多く見られ、6月中旬まで楽しめそうだという。
御在所ロープウエイによると、今年は昨年より2日早い5月15日に山上公園内の一部で開花を確認したという。サラサドウダン(更紗満天星)は釣鐘上で約1センチの花が房状につく。花は白から淡い紅色で、先の方ほど紅が濃くなっている。ベニドウダン(紅満天星)は、はっきりとした紅色の花で、サラサドウダンより小さく、房状に少しずつ伸びながら咲くという。
サラサドウダンの花言葉には「上品」「節制」など、ベニドウダンには「可愛い人」などがあるという。御在所ロープウエイの担当者は「色鮮やかで、とても可愛い花です。ゆったりと初夏の御在所岳を楽しんでいただけるとうれしいです」と話している。(記事中の写真は御在所ロープウエイ提供)