コンテナハウスを並べた商業施設「E-YAN CROSSPORT」が4月19日、四日市市諏訪栄町の近鉄四日市駅前商店街にオープンした。飲食店を中心にイベント開催など、四日市の新しい情報のランドマークになることが期待されている。
同施設の場所は以前は空き地だった。四日市を盛り上げたいという思いを持った4社の代表を中心に、プロジェクトチームが立ち上げられ、「商店街にコンテナ施設をつくる」という三重県では前例がないことに挑むこととなった。
プロジェクトチームのリーダーで、コンテナハウスやトレーラーハウスを手掛ける「プレシャスコネクション」(四日市市久保田)の佐村英之さんは、子どものころから商店街を見てきた。4年前から計画は動き出し、新型コロナの感染拡大の影響もあったが、「一旦計画を見直しバージョンアップさせることが出来た」と振り返る。オープン初日のセレモニーで佐村さんは「四日市には様々な取り組みをしたり、熱い思いの人がたくさんいらっしゃいます。希望を発信できる場にしたい」と熱く語った。
施設は1階が最大6店舗の飲食店が並ぶ。2階はオープンテラスで、巨大モニターや様々な文化を発信するステージがある。飲食店利用時には入り口にある専用の機械でプリペイドカードを購入、各店での支払いに利用できる。4月19日から21日までは、オープンを記念した高還元キャンペーンも開催している。
セレモニーには四日市市の森智広市長も出席。現在進んでいる中央通りや駅前の開発などにも触れ、「新しいことが始まる、ワクワク感がある」などと街のにぎわい創出へ期待を込めて話していた。