三重県四日市市の社会福祉法人「日の本福祉会」(福士英実理事長)の学童本部で1月18日、「みんなでおにぎりを作って食べよう」のイベントが開かれた。週2回、ひとり親家庭を対象に、夕方から夜にかけ、職員が宿題や受験勉強の学習支援をしており、ちょうど夕食の時間帯でもあり、みんなで一緒に食事をしたら楽しいのではと考えたという。初めての企画で、小中学生と母親4人の約15人が参加し、おいしいひとときを過ごした。
四日市市で定期的に開いている「四日市子ども食堂55」が協力し、その運営者の山田知美さんが指導した。山田さんが子どもたちの前にラップを開き、そこにお椀からご飯を置く。子どもたちは、用意された好きな味のふりかけを選び、ご飯にかけ、好みによって最後に海苔を巻くなどして、オリジナルおにぎりをつくり、ほおばった。
小学生の子は、お母さんに握り方を教えてもらったりもした。海苔の香りもして、教室はおいしそうなにおい。子どもたちは元気におかわりして、二つ目のおにぎりづくりへ。お椀二杯分のご飯で大きなおにぎりをつくる男の子もいた。
日の本福祉会は2011年の設立で、保育園や学童保育所などを三重県北部の61の拠点で運営している。学習支援は6年度目に入っていて、現在、小中学生12人が参加し、勉強を教えてもらっているという。