テロを許さない地域に、四日市南署が近鉄百貨店四日市店を第8期モデル事業所に指定

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【チラシを配りながら運動への協力も求める四日市南署員ら=近鉄四日市駅北口】

 「みテますキープ制度」の第8期モデル事業所に近鉄百貨店四日市店が指定され、12月18日、同店で伝達式があった。テロを許さない地域づくりに協力してもらう三重県警独自の取り組みで、伝達式のあと、同店の職員と四日市南署員がふれあいモールで不審者、不審物などの通報をお願いするチラシなどを配って、市民の協力を訴えた。

 伝達式では、テロ防止への心構えなどが書かれたクリスタル像が藤井淳夫署長から山本勝徳店長に手渡された。山本店長は「ここは1日約2万人が出入りされる場所なので、不審物や不審者を見つけた時にはすぐに連絡を取り合い、お客様などに危険が及ばないよう、販売員とともに、しっかりやっていきたいと思います」などと話した。

藤井淳夫署長からクリスタル像を受け取る山本勝徳店長(右)

 「みテますキープ制度」は2016年の伊勢志摩サミット開催を契機に、テロや犯罪を市民とともになくそうとの考えで始まった。「みんなの目・ テロに・負けない・ストッパー」から文字を取り、この試みがずっと保たれる(キープ)ようにと名付けられたという。

 チラシ配りは近鉄四日市北口付近であり、署員らは、チラシを受け取った人に運動の趣旨についても説明し、協力を求めていた。