三重県四日市市とスポーツ庁が連携して新しいスポーツの場をつくるモデル実証事業で、12月15日、スポーツに取り組む人らに集まってもらい、事業の中身を考える第1回ワークショップが開かれた。幅広い年齢層で楽しめるワークアウトのようなものやゲーム感覚のものまで、いろんな案が飛び出した。
四日市商工会議所の会議室で開かれたワークショップには、スポーツ庁、四日市市のほか、昨年秋の「はじまりのいち」でアイデアを出し合った人たちも再結集し、約30人がテーブルを囲んで議論した。
拾ったごみの質や量で競う「スポgomi」を中央通り全体でやったらどうか、ヨガや太極拳、フィットネスなど誰でもできるワークアウトやトレーニング、ボッチャを屋外で、木登り、散歩ルートに鉄棒などの遊具を並べる、折り畳み式のボードの上で駒を転がすゲーム、などなど。独創的な案もたくさん出た。散歩しながらアート作品に触れるのはどうだろうとの提案もあった。
今後、何をどんな形で実施するかの細部を詰め、告知方法なども考えて、2月下旬から3月上旬に実証事業を実施したいという。
スポーツ庁は、地域でのスポーツ環境を確保、充実させようと、いわゆる体育館などのスポーツ施設ではない公園、広場、歩行空間などを活用したいと考えている。四日市市では昨秋、中央通りのクスノキの分離帯で、歩くことを主体に、店やスポーツ施設もある遊歩道「はじまりのいち」を実施しており、「歩行空間の活用」として、モデル事業を四日市市で進めることにしたという。