来年度から四日市市初の幼稚園型認定こども園として生まれ変わる四日市市室山町のめぐみの園幼稚園。仕事のため長時間保育を希望する保護者のニーズに応えながら、聖書の教えに基づき、お互いに愛し合う喜びを経験できる教育を目指す。11月、子どもたちが日頃から交流している地域の人に手作りのプレゼントを届けた。
毎年11月に「感謝の日」を設けている同園。子どもたちは集合場所に保護者に送ってもらった後は、歩いて登園、帰りも保護者の待つ場所まで歩く。その様子を見守る近隣の公共施設や、スーパーなどに手作りしたメッセージカードを届けている。
今年創立60周年を迎えたが、創立者した初代園長のころから続けている。年長クラスは小学校にも届けている。
年中クラスの子どもたちは、四郷地区市民センターと四郷保育園にプレゼントを届けた。市民センターでは館長や職員が園児を温かく出迎えた。四郷保育園に到着するとすぐに保育園児が走り寄り、和やかな雰囲気に包まれた。
往復1時間弱歩き、途中転んでけがをした園児もいたが、泣くことなく笑顔で最後まで歩き通した。山崎聖子園長は「日頃子どもたちを見守ってくださる地域の人との交流を大切にし、子どもたちは感謝の気持ちを大切にできるようにしていきたい」と語った。