三重県四日市市赤水町の四日市市農業センターで12月2日、「第3回よっかいち農業マルシェ」が開かれた。地元の農産物や、とんてき、五平餅、お茶を使ったスイーツなどの食品、シクラメンやポインセチアなどの季節の鉢ものなどが人気で、どの売り場も列ができるほどだった。
市民に地元の農産物にふれてもらい、生産者との交流を深めてもらおうと開いている。駐車場を会場に、地域の農家が白菜、キャベツ、サトイモ、トマト、ミカンなどを持ち寄ってテントに並べた。駐車場の中央にはテーブルを置き、五平餅やとんてきなどはその場で焼いて、出来立てを味わってもらっていた。
四日市温室園芸組合の即売会場には、シクラメン、ポインセチア、ハボタン、ジュリアンなど約1000鉢が用意されたが、午前9時半のイベント開始前には80人を超える列ができ、その後もしばらく列が短くならない人気ぶりだった。組合によると、コロナ禍の影響もあり、こうした即売会は4年ぶりという。暑さが続いたと思ったら急に寒くなる今年の天候で、園芸農家の人たちは肥料の調節など難しい世話をして花を咲かせたという。
会場では、農業センターの畑での野菜収穫体験なども用意され、参加予約はすぐにいっぱいに。500個限定のパンジー、ビオラの苗の無料配布にも長い列ができていた。