三重県内の自然の恵み、地域で愛される人気のスイーツ、職人の技から生まれる家庭用品などを集めた「みえアツマル物産展in近鉄四日市」が11月29日、四日市市の近鉄百貨店四日市店で始まった。北はいなべ市、南は紀宝町の県内各地の約40店が自慢の品を販売している。12月3日まで。
三重県各地域の20余の商工会でつくる三重県商工会連合会の主催で、これまでもスーパーなどで物産展を開いてきたが、このタイトルでイベントを開くのは初めてという。ここで出会った商品の地元に行ってみたくなるようなアピールをめざしており、小規模な事業者でも広く商品をPRできるよう、商工会が手伝いをしているという。
自然の恵みでは、南伊勢町「山藤」の焼き串ひもの、紀北町「ヤマショー」のひもの各種、四日市市「東海水産」の畜養はまぐり(中国産)、紀宝町「岡農園」の温州みかんなどが並ぶ。
津市「田中精肉店」は松阪牛ローストビーフ肉寿司を出品。「お肉検定1級」のお肉博士、田中えり子さんが監修している。大紀町「きのわ木工堂」からは、無垢の板の風合いを楽しめる、ひのきのまないた。高い反発力で、包丁の切れ味を高める効果があるという。
菰野町「藍窯堀内製陶所」からは手づくり食器萬古焼。白地に藍色のシンプルな絵柄などが魅力だ。いなべ市からはシフォンケーキや食パン、スコーンなどのスイーツが出品された。期日限定販売になる津市「アトリエ・プティタプティ」のガレットデロワは、もともと無店舗販売の商品のため、チャンスを逃すと、なかなか買えないという。このあとは12月2日、3日のみの販売になるという。
ほかにも、さっくりした生地にクリームたっぷりの菰野町「パティスリーコモノ」のコモショー、志摩市「マキズベーカリー」のドイツのクリスマスの伝統菓子シュトーレンなど、おいしいお菓子や、地域で育まれた醤油、だし、茶など、盛りだくさんに並んでいる。