「東海・北陸B-1グランプリin四日市」を応援するイベントで、四日市の魅力を発信しようという「ええまち四日市紹介ステージ」が11月18日、一番街商店街の南大通りで始まった。初日は、県立四日市商業高校の生徒が商店街の広報大使となって取り組んできたショートムービーを初公開する「動画祭」などがあり、にぎわった。
生徒15人が四日市出身の映像ディレクター、シャンソンさんの力を借りて、「Z世代×おもしろい」で商店街を発信しようと知恵を絞ってきた。1学期にみんなで商店街を走り回って取り組んだ「逃走中ならぬ、広報中」のテーマは、出来上がった作品がメディアにも取り上げられた。
そんな生徒たちの最終発表は、7本のショートムービー。企画から編集まで生徒たちで成し遂げたという。舞台での発表方法も自分たちで考え、都合で4人が来られなかったが、11人で手分けして紹介した。
発表された7本は、ドレミの歌で商店街を解説する「ドレミの商店街」、流れる映像で商店街を紹介する「カメラワーク商店街」、数学の問題を生徒が演じる「実写版算数」、ダンス&ボーカルユニット、新しい学校のリーダーズの雰囲気で商店街を紹介する「ダンスで商店街ブルー」、商店街の中入道が突然移動する「不気味ね」、生徒たちが瞬間移動で商店街へ飛び出す「JKの脱出劇123」、商店街でこんなに遊べる、を紹介した「1000円チャレンジ」。どれも、感心したり、思わず笑ってしまったりの力作だ。
シャンソンさんは「動画をつくったことのない彼女たちがここまでやってくれた」と話し、生徒たちが取り組んだ地域を応援する動画づくりに関心をもつ人の輪が市外へ広がっていることも紹介した。生徒たちのショートムービーは近く公開する予定だという。
ステージでは、四日市市にもファンが多いラグビーの三重ホンダヒートの選手によるパフォーマンス、諏訪太鼓「楽鼓隊」による「四ッ辻甕割り太鼓」「諏訪いかづち」などの演奏、吉本お笑いライブ、大衆演劇など盛りだくさんなプログラムが続き、B-1帰りの人も含め、多くの人が足を止めていた。19日も午前11時からステージがあり、地元のアイドルグループの4-sailsや、JUNCOいずむ芸術アカデミーなどの音楽が楽しめる。