満10歳おめでとう、四日市ジャズフェスティバルが開幕、市民公園のオープニングに500人超の観客

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【多くの観客でにぎやかに幕を開けた四日市ジャズフェスティバル=四日市市安島1丁目】

 10回目の開催を迎えた四日市ジャズフェスティバルが10月21日、メーン会場の市民公園などで幕を開けた。今年は新設の会場も増え、ミュージシャンの数なども合わせ過去最大規模。22日まで、四日市市は様々な音楽でいっぱいの街になる。

 初日は近鉄四日市駅西の市民公園ステージでオープニング。「田辺信男とサンセットポップスオーケストラwith牛嶋としこ」で演奏が始まった。四日市で今年50年の活躍となるビッグバンドと、郷土の誇る名テナー奏者田辺信男さん、こちらも地元出身の本格派ジャズボーカリスト牛嶋とし子さんによるリズムにあふれた演奏だ。

 ステージ前に並べた450のいす席はほぼ満員。その後ろで立って聴く人たちも含め、オープニングから500人を超す観客が集まった。音楽に合わせて手拍子を贈る人もいて、地元の「ジャズフェス」はすっかり受け入れられた様子だ。初回から実行委員長を務めてきた柳川平和さんは「この10年、こういう催しを続けさせてくださった市民のみなさんの温かさにお礼を言いたい」と話していた。

 この日、メーンステージでは、ゲストのバンドのほか、四日市吹奏楽団、四日市農芸高校吹奏楽部、川越中学校吹奏楽部なども演奏を披露。近鉄百貨店北のふれあいモールや諏訪公園、1番街などのステージでも多くのバンドが様々なジャンルの演奏をし、多くの人たちが足を止めていた。

街中では、さまざまなジャンルの演奏が

 22日は初登場の「BAURA会場」が納屋防災緑地会場、稲葉翁記念公園会場にでき、駅前商店街の「おもちゃのペンギン」前ではストリートピアノも登場。市内の会場の演奏も本格的に広がる。メーン会場では午後7時20分から「フィナーレSpecial Session」がある。