四日市市出身で、プロ野球・横浜DeNAベイスターズの東克樹投手(27)が、16勝3敗、勝率.842の成績で今季のレギュラーシーズンを終了し、セントラルリーグの最多勝利投手賞と勝率第1位投手賞を初めて獲得した。チームは74勝66敗3分けの3位で、10月14日からのクライマックスシリーズ(CS)に臨むことが決まっており、東投手の更なる活躍に期待が高まっている。
東投手はチーム広報を通じ、「1年間先発ローテーションを守ってタイトルを2つ獲得できたことはうれしく思います。1年間投げ切れるよう支えてくださった監督、コーチ、トレーナー、スタッフ、いろいろな方々に感謝したいですし、中でも野手の方々に助けてもらった試合もたくさんあるので、感謝の気持ちでいっぱいです。まだシーズンは終わっていないので、しっかりとCSに向けて調整していきたいです」とコメントを発表した。
東選手は三重北小、大池中時代に硬式の「四日市トップエースボーイズ」に所属し、愛工大名電高では甲子園の舞台も踏んだ。立命館大を経て、2017年のドラフト1位で横浜DeNAに入団し、1年目に11勝を挙げて新人王に選ばれた。左投げ左打ちで、背番号は11。
同市の森智広市長は、東投手のタイトル獲得を受け、「東克樹選手の2023年度NPBセ・リーグ最多勝および最高勝率の獲得、誠におめでとうございます。このたびのお知らせは、四日市市民にとって非常にうれしく、誇りでもあります。また、野球に取り組む多くの子どもたちにとっても大きな希望となることと思います。この後のCSにおいても、東選手のキレのあるストレートと制球力、多彩な球種を存分に発揮して頂き、日本一を目指して活躍していただくことを期待しています」とコメントを発表した。