四日市工業高等学校(四日市市日永東)建築科の生徒が、桑名市の法盛寺の改修計画にあわせ、宮崎工務店(桑名市)からの提案で、建物や庭の改修のプランを考え、模型を製作した。同高で10月4日、法盛寺と宮崎工務店の関係者らを招いて、模型の贈呈式が開かれた。【模型の説明をする生徒ら=四日市市日永東】
建築科では約40人が6班に分かれ、課題に取り組む。法盛寺の改修計画に関連し、宮崎工務店から同科の教諭に話が持ちかけられ、課題研究授業の一環として進められてきた。
生徒らは設計、庭、模型のそれぞれの役割に取り組んだ。「今までにないお寺」をイメージしつつ、寺とは何かなどと深く考える機会もあり、プランを考えたという。既存の樹木を生かした中庭をメインに、ギャラリーやカフェなどの機能を持つ施設も模型に盛り込まれた。
贈呈式で模型が披露されると、集まった関係者は「すごいですね」と感動した様子。生徒らは、それぞれが担当した設計、庭、模型について説明をした。宮崎工務店の担当者は「我々が持っていない発想で、想像以上にいろんな視野を皆さんが持っていることに感心しました」と話していた。