四日市市は10月4日、ベルギー・アントワープで開かれている第52回世界体操競技選手権大会の男子団体で、四日市市在住で相好体操クラブ社会人競技部に所属する杉本海誉斗選手が優勝したと発表した。市役所には同日午後、杉本選手の優勝を讃える横断幕が飾られた。【市役所ロビーに掲げられた横断幕=四日市市諏訪町】
杉本選手は千葉県出身。市立船橋高、日体大を経て、相好体操クラブに。社会人競技部の選手として、2年目。今年4月の個人総合で競う全日本選手権では3位と大健闘した。選考の対象となる大会で安定した演技をし、東京五輪2020で金メダルを獲得した橋本大輝選手らとともにワールドユニバーシティゲームズの日本代表に選ばれた。6月の「第77回全日本体操種目別選手権」では、平行棒で優勝。ユニバーシティゲームズでは、団体総合準優勝、平行棒で準優勝、鉄棒で3位の成績を収めた。
四日市市の森智広市長は「杉本海誉斗選手の第52回世界体操競技選手権大会での優勝、誠におめでとうございます。日本代表の団体メンバーとして出場した本市在住の杉本選手が、華麗な演技で2015年大会以来の男子団体金メダル獲得に貢献されたことは、四日市市民として誠に誇らしく、心からお祝い申し上げます。杉本選手が所属している相好体操クラブの子どもたちにとってもうれしいニュースであり、多くの子どもたちに夢を与えていただき、大変うれしく思っています。杉本選手が今後さらに活躍されることを、市民とともに引き続き応援してまいります」とコメントを発表した。
【ユニバーシティゲームズ後の記者会見での杉本選手(8月18日撮影)】