復活26年目の「四日市祭」が9月30日、四日市市中心部の諏訪神社や商店街などで始まった。この日は夕方から「宵まつり」があり、からくり人形を動かす体験もできるなど、より深く祭りを知ることができ、親子などでにぎわった。【本物の大入道の顔の動きを自分で操作=四日市市諏訪栄町付近】
宵まつりでは、ふだんは見るだけの祭りの主役、獅子舞の頭や、からくり山車の人形たちが地上で展示され、まじかに見られる。なかでも、主役級の人気からくり、大入道は、本物の顔が置かれ、眉や目を動かしたり、口から舌を伸ばしたりの動作を自分で体験できて大人気だった。
岩戸山や甕破り、菅公などのおなじみの山車のからくり、8月の大四日市まつりにも出場して人気だった「富士の巻狩り」のかぶりものなども展示されていた。商店街などでは各地区の諏訪太鼓のグループが演技をし、にぎやかだった。(子どもたちの諏訪太鼓の演奏)
10月1日は、諏訪神社では午後12時30分から練り込みがあり、午後6時すぎにかけ、獅子舞や大名行列、からくり山車、鯨船「明神丸」などが演技する。大入道は2年に1度の出演になっていることなどで、今年は出場しないという。からくり山車などは商店街の各所や諏訪新道などでも見られる。(商店街に展示された「富士の巻狩り」のかぶりものなど)