三重県は、夏休み期間中の県内主要観光施設の観光入込客数(のべ数)を発表した。7月15日から8月31日の48日間、対象となっている23施設の観光客数を集計したもので、前年より26万266人に多い518万2662人が訪れたという結果だった。【昨年と比べ観光客数が増加した御在所ロープウエイで開かれたイベント「アカトンボふる里さがし大作戦」の様子(提供写真)】
発表によると、観光客数は3年連続で増加したが、コロナ禍前の2019年と比較すると、91万7326人少ないという。ナガシマリゾート(桑名市)や御在所ロープウェイ(菰野町)などで、昨年との比較では観光客数が増加し、津市の御殿場海岸では、昨年と比べ観光客数が1万9000人増加した。
1日あたりの観光客数は、調査対象施設全体で9万8242人。昨年と比較すると、105・3パ-セントだったが、コロナ禍前の2019年と比較すると84・1パーセントで、1日あたりの観光客が増加した施設は23施設中5施設のみだった。
各施設の状況では、御在所ロープウエイでは、アカトンボふる里さがし大作戦、昆虫標本づくり教室、縁日イベントなど子ども向けイベントを多数開催した結果、親子連れが多数訪れ、昨年と比較し106・6%の観光客数だった。ミキモト真珠島(鳥羽市)では、万華鏡作りやストラップ作り体験が人気で昨年と比べ121・0%の観光客が訪れたという。