四日市市出身の「魂のギター」中村ヨシミツさん 60周年記念リサイタル 9月8日に四日市市文化会館で

 四日市市出身で「魂のギター」「即興のギタリスト」と呼ばれ、独特の音響世界を創る中村ヨシミツさん(79)。1963年当時にあった市民ホール(現在の市庁舎北側市営中央駐車場)での初舞台から60年を記念するリサイタルが9月8日(金)、同市安島の市文化会館第2ホールで開かれる。午後6時半開演。入場料は3千円。【演奏する中村さん=提供写真】

 役者や舞踊家、尺八や三味線、和太鼓といった様々なジャンルのアーティストとパフォーマンスを響き合わせ「響演」してきた。故郷や平和への思いは人一倍強く、東海道宿場や四日市港をテーマに演劇仕立てのコンサートを同市で開いたことも。全10曲を作曲した朗読と歌によるアウシュビッツの子どもたちがモチーフの「テレジン もう蝶々はいない」は、平和を希求する中村さんのライフワ―ク。東日本大震災の際は、3月20日に義援金、かき集めた物資、寝袋を持って石巻市入りし、慰問に努めた。

 今回のコンサートは2部構成。1部では同市がテーマのオリジナル曲や唱歌、演歌、ラテンまで多彩な楽曲をシャンソン歌手の三原ミユキさん、童謡歌手の西山琴恵さん、ヴァイオリニストの平松加奈さんらと披露する。2部では、紛争が続くウクライナに思いを馳せ、同国歌を始め、「鶴」「傘」「祈り」等、平和を祈る演奏を繰り広げる。毎日3時間の練習を欠かさないという中村さんは「生涯現役で、音楽を通じて世界平和に貢献したい」と話している。

 入場券は、同会館で取り扱っている。問い合わせは、土井静雄プロデューサーTEL090・8158・6214へ。

記念リサイタルのチラシ

 

 

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