台風7号で暴風や大雨 4340戸で停電 転倒で救急出動も 四日市市

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 四日市市は8月15日、台風7号による市内の被害や道路状況などについて発表した。発表によると、転倒事故によって救急出動の事案が1件あったという。また、市内の4340戸で午前10時時点で、停電が発生している。【強風にあおられ、激しく揺れる天白川沿いの木=四日市市日永西(8月15日午前11時55分撮影)】

 同市では8月14日午後7時45分に災害対策本部を設置。市内に暴風警報、大雨注意報、15日は大雨警報(土砂災害)、洪水注意報が発表された。

 発表によると、人的被害としては、転倒事故による救急出動があった。また、15日午前10時の時点で、市内で停電が発生。 青葉町、浮橋、尾平町、川島新町、川島町、小生町、高角町、別山、三滝台、釆女が丘、釆女町、大字泊村、小古曽、小古曽町、小古曽東、泊山崎町、日永西、前田町の一部で計4340戸で復旧は未定だという。停電情報は中部電力パワーグリッドの停電情報(https://teiden.powergrid.chuden.co.jp/p/office/340.html)で確認できる。

 14日午後から開設した避難所では、富田、常磐、内部、桜、橋北、中部、神前、三重、羽津の地区市民センター、あさけプラザ、楠福祉会館、三重北勢健康増進センターで合計32世帯、39人が、15日午前8時半時点で自主避難しているそうだ。 
 
 市内の道路では14日の臨港道路霞4号幹線(橋梁部)に加え、市道水沢宮妻峡線、 市道西坂部73号が通行止め。公共交通機関はJR、近畿日本鉄道、三岐鉄道、あすなろう鉄道、伊勢鉄道の市内全線始発から運休していて、バスも三重交通の三重京都高速線、四日市中部国際空港線、名古屋湯の山温泉高速線のみ終日運転見合わせ、三岐鉄道は全便運休となっている。

 市内の公共施設は、地場産業振興センター、すわ公園交流館、四日市ドームなど運動施設、そらんぽ四日市(博物館、四日市公害と環境未来館)、市立図書館、少年自然の家、なやプラザ、四日市けいりん、ふれあい牧場、茶業振興センター、三重北勢健康増進センターが休館となっている。

 市ではホームページ(https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/index.html)で市内の状況などを掲載している。