NPO法人「あったかコミュRみえ」が運営する子ども食堂「和っはっは」(四日市市下海老町)は、園児から大学生までを対象に200円ランチを提供している。学習スペースでは宿題や勉強ができ、夏休みの子どもの居場所として開放している。【200円ランチを食べる子ども=四日市市下海老町】
平日は大人も利用でき、毎月第3金曜日に子ども食堂を開き、弁当の配達もしている。地域の人から「夏休みの子どもの昼食の準備が難しい」、「孫を預かるけど毎日は疲れるから、昼食が食べられて、遊びに行ける場所がほしい」という声が寄せられた。
【提供された200円ランチ】
同法人の代表・田中宏明さんは、かねてから長期休みの子どもの居場所を考えており、新型コロナ感染症の5類移行を受け、この夏休みから200円ランチをスタートさせた。
野菜などの食材は、寄付や四日市市内の子ども食堂同士で、流通させるなど工夫し賄う。田中さんが出勤すると食堂の前に「応援しています」というメッセージ付きの野菜が置いてあることもあるそうだ。管理栄養士や福祉施設の調理経験のある人が調理し、200円の日替わりランチ(大人は税込み550円)の他、うどんやかき氷などもある。月曜から金曜の平日の営業だが、お盆期間も営業している。夏休み明けも給食が始まるまで200円ランチは続ける。
田中さんは「家で一人だとやる気が起きない宿題も、ここでなら皆と一緒に楽しくできるはず」と、話していた。問い合わせはTEL059・324・7070へ。
【開放されている学習室】