三重県四日市市は、米国ロングビーチ市との姉妹都市提携が60年を迎えるため、記念式典などに出席するための公式訪米団を派遣する。ロングビーチ市長への表敬や、姉妹都市提携60周年記念式典などに出席する。【寄贈する記念プレートの写真を見せる森智広市長=四日市市役所】
訪問は8月11日から16日で、森智広市長、樋口龍馬市議会議長、荒木秀訓政策推進部長、清水浩一議会事務局長、岡田哲治秘書国際課長、奥地晋作秘書国際課主事の6人が向かう。
滞在中は、ロングビーチ市長への表敬訪問、姉妹都市提携60周年記念式典や「ヨッカイチ・フレンドシップ・ガーデン」での記念プレート寄贈式への出席、地元中学校やコンベンションセンター、ロングビート港を訪問する。「ヨッカイチ・フレンドシップ・ガーデン」は1990年代初めに整備した施設で、四日市市から贈られた記念の品などが置かれているが、これを再整備した。
四日市市から贈られる記念プレートは縦28センチ、横36センチの銅板で、「ロングビーチ市と四日市市との姉妹都市提携60周年の年に実施した四日市フレンドシップガーデンの再整備を記念して」のメッセージや、「こにゅうどうくん」などが描かれた記念のロゴマークなどが入っている。(記念プレートのデザイン=四日市市提供)
森市長は「5年ごとの訪問だが、歴史のある交流なので、さらに続けていきたいし、強化もしたい。四日市の子どもたちの国際感覚や世界への関心をはぐくむためにも意味のある交流になるでしょう」などと話した。
ロングビーチ市はカリフォルニア州南部の港湾都市で、人口は46万人余。両市は高校生など留学生を派遣しているほか、市立四日市病院の医師が医療交流で研修に派遣されたりもしている。今年は11月にロングビーチ市からの来訪も予定されている。