子どもたちの生きる力を育てるため中高生の職業体験やワークショップなどを企画運営している一般社団法人「ウネシャル」は、8月6日(日)午前10時から、鈴鹿市高岡町のデイサービスセンター「大家族」で、小中学生を対象にした「夏休み親子で介護体験」を開く。【参加を呼び掛ける関係者=鈴鹿市高岡町】
同法人の福本由紀代表(38)は、高校生は大学生のような長期のインターシップを経験することはなく、自分の適性も分からないまま、企業を選びミスマッチが起きやすいと感じていた。小学生のころから職業体験をすることで、仕事に対するイメージが作りやすいと、市民活動団体として立ち上げ、今年6月一般社団法人化した。
これまで飲食店で小学生や中高生向けに、調理や接客などの体験イベントを開催。今回、同施設を運営する有限会社テクトサービス(渥美大輔社長)の協力で介護体験のイベントを企画。親子で参加し、介護食を子どもが親に食べさせる体験の他、「高齢者体験スーツ」を着用、軍手をはめて豆をつかみ、高齢者の感覚を体験するなどといった内容となっている。
【高齢者体験スーツを着用した様子】
施設で働く介護職員や調理師も立ち合い、介護食の説明などの資料配布もある。社会の自由研究のテーマにもなることが期待される。同センターの人事課長の古市雄揮さんは「介護に興味を持ってくれる子が増えたら」と期待を寄せている。問い合わせはメール(unecial@gmail.com)で。申し込みは下記二次元バーコードで受け付ける。