「大好き」「ちょっと苦手」――。人によって反応はそれぞれある昆虫、6月4日は、「6=む」と「4=し」の語呂合わせから、「虫の日」といわれている。【四日市市内で先月5月に撮影された昆虫たち】
市内公園で昆虫観察 子どもと一緒に夢中に
物心ついたときには虫に夢中だった記者は先月下旬、子どもと一緒に四日市市の南部丘陵公園へ。普段は遊具などへ一直線だが、この日の目的は「昆虫観察」。気温は夏を感じさせるほど、セミの声こそ聞こえないが、昆虫との出会いは期待できそうな日だった。
公園に着いたのは午前9時過ぎ。心地よい風も吹く中、虫取り網を手にさっそうと歩く子どもとともに、カメラを持って地面や木、草むらを探す。すると、木の幹、葉の上、そこら中にいる昆虫。
シャッターチャンスは、ほとんどの被写体が動きのあるものばかり。中には、夏の虫でも人気のあるノコギリクワガタの姿も見かけた。「ノコギリクワガタをこんな時期に見るのは初めてでは」と思いながらも、約1時間、子どもと一緒に虫探しを存分に楽しんだ。【南部丘陵公園で撮影した昆虫】
四日市市のホームページでは、四日市市内で見ることができる昆虫の一部を「かんきょう四日市」の中で掲載。「自然・生態系」のページから「樹木・草花・昆虫・野鳥」から「昆虫」を選ぶと、アオスジアゲハ、アキアカネ、アブラゼミ、オニヤンマ、ナナホシテントウなどが紹介されている。
市が発行する冊子「よっかいちの自然」は第1集から4集まで発行されている。「丘陵地や山地の林」、「住宅地、公園、畑地」などの分野に分かれている。植物などがカラー写真入りで紹介され、四日市市内で見ることができる昆虫も掲載され、生態についても触れられている。