好きなことを突き詰める 三重出身の写真家・浅田政志さん 高校生に思い話す

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 三重県津市出身の写真家・浅田政志さん(43)が6月2日、四日市市鵜の森にある「第一学院高等学校」の授業の一環で、様々な職業の人を外部講師として招き、生徒に将来について考える機会にしてもらおうと取り組む「夢授業」で「写真家として生活する」をテーマに、自身の仕事への思いや、写真家を目指すきっかけなどについて話をした。会場は同高のキャンパスではなく、四日市市文化会館第3ホール。入り口での受付も生徒が担当し、授業の開始を心待ちにしていた。【時折、生徒に声を掛けながら話をした浅田さん=四日市市安島】

 浅田さんは、スクリーンに作品を映しながら、自身の作品や高校時代に賞を受賞した際のエピソード、写真の専門学校で取り組んだ課題について、話を進めた。また、自身の作品や活動を原案に製作された映画「浅田家!」で、俳優の二宮和也さんが自身を演じたことについても触れた。

 はじめに「将来したいことがある人はどれくらいいますか」という浅田さんの問いかけに、遠慮がちだった生徒らも、話が進むたびに、笑顔が見られるように。再度、浅田さんが問いかけると「IT関連の仕事につきたい」「歯科衛生士」「絵を描く仕事」などの将来にしたい仕事について話す生徒もいた。

 まだ、将来したいことがないという場合でも「いろんな人と出会って、いろんな経験をして、見つけていってほしい」」と浅田さん。「好きなことを突き詰めるということを大切にしてほしい。どんな仕事でも苦手に感じることが出てくるけど、好きなことをしていればそれもできるはず」と力強く語った。生徒からの質問では「いくつまで仕事を続けたいですか」「どういうときにインスピレーションがわきますか」に、笑顔で応えていた。