4年ぶりにパレードが復活、四日市・水沢の足見田神社で新茶まつり

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 三重県四日市市水沢町の足見田神社で4月23日、「新茶まつり」が開かれた。新型コロナの感染拡大などで自粛してきた献茶のパレードも復活し、好天にも恵まれ、茶畑が広がる地区全体が華やかな雰囲気に包まれた。【小学生の神楽舞などで新茶の季節の到来を祝った=四日市市水沢町】

 神社に奉納する新茶は、地区内を1.5キロほど車列でパレードをして到着。巫女役の小学生など古式の装束の人たちを先頭に、地元の茶業関係者らが70人余の行列をつくって神社境内に運んだ。この間、地区では数発の打ち上げ花火の音が響いた。

 神事では、横山正純宮司ら神職が祝詞などを奏上。神官装束に身を包んだ四日市茶業連合会の矢田宗久会長が代表して新茶を神前に納め、茶業の関係者や来賓たちが玉串奉奠の儀式をして、茶業全体の発展を祈った。巫女の衣装を着た地元の小学生の女の子8人が、この日のために練習してきた神楽舞の「浦安舞」と「乙女舞」を舞った。(新茶奉納の奏上文を手にする矢田宗久さん=右)

 横山宮司は締めくくりのあいさつで「すがすがしい天気の中、パレードも再開され、久しぶりの新茶まつりの風景にうれしい思いをしました。新型コロナの位置づけも変わるのを機に、茶の消費も上向きますように」などと話した。境内では、茶摘み娘の衣装を着た高校生が神社を訪れた人たちに新茶のふるまいをした。