三重県四日市市の近鉄百貨店四日市店で4月19日、「プラグスマーケット」オープン1周年記念祭が始まった。三重の産品が並ぶ2階売り場だけでなく、5階催会場では全国の「パン&スイーツフェスタ」を開くなど、全館あげての企画になっている。25日まで。【三重県南伊勢町から届く柑橘類などが並ぶ2階会場=四日市市諏訪町】
「プラグスマーケット」は、株式会社ハンズ(旧東急ハンズ)が地域の魅力ある資源を発掘し、「モノ」「コト」「ヒト」をつなぎ、可能性を育んでいこうとの業態で昨年4月にオープンした。近鉄百貨店では草津店に次ぐ出店で、東海地域では初お目見えだった。「プラグス」は、地域、街に刺激を流し込む電気のプラグをイメージしているという。
2階では、これまでの人気の品を「もう一度」の声にこたえ、「みんなのイチバン大集合」を開催した。南伊勢町内瀬(ないぜ)の「アサヒ農園」からは園主の田所一成さんらが運んでくる「せとか」「カラマンダリン」「内瀬デコ」などの柑橘類が並んだほか、志摩市「川口農園」の南張メロン、尾鷲市「さんま寿司のさんき」のさんま寿司など、志摩市「竹内餅店」の名物さわ餅などに買い物客が集まった。1周年記念の日替わりベーカリー&スイーツのコーナーでは、近鉄四日市限定スイーツもある。
5階催会場では全国22ブランドが登場する「パン&スイーツフェスタ」を23日まで開催。京都「ブーランジュリオペラ」のオペラコルネ、金沢「PAPAN GA PAN」のフレンチトースト、名古屋「ダモンデ」のふわふわ天使の苺ケーキなど幾つかの初出店の品もある。
期間中は日替わりのパンの販売もあり、初日は大阪「パティスリーモンシェール」の堂島ロールと長野「モンドウル田村屋」の牛乳パン。牛乳パンは、開店から約30分で売り切れになった。
5階では「いいよん!よっかいちフェスティバル」も23日まで開催。地元のスイーツや雑貨が集まる「いいよん!マルシェ」や「いいまち!ブース」、福祉事務所や農業経営体などによる「さんさんブース」などがある。こにゅうどうくんもブースの応援にやってきて、買い物客から記念写真をお願いされていた。22、23日の午前11時からは明野高校、相可高校による弁当などの数量限定販売がある。(ブースを盛り上げる、こにゅうどうくん。会場には食品だけでなく手作りの品などが並ぶ)
このほか、4階ブックパティオでは、24日まで亀山市「ツバメ舎」のドライフラワーや松阪市「ミヤビレザー」の帆布バッグなどを販売。6階おもちゃ売り場では、22日のみだが伊勢市「おみくじ工房」の立体ぬりえ体験会がある。真っ白な陶器の動物や車に色や絵を描いてオリジナルの一品にでき、5歳(要保護者同伴)から参加が可能だ。1階日本酒売り場では22、23日、「若戎酒造」「丸彦酒造」の蔵元スタッフによる試飲販売会も開かれる。