体操種目別ワールドカップで優勝 暁高2年の岡村さん 練習拠点は相好体操クラブ四日市教室

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 ドイツのコトブスで開かれた体操競技の種目別ワールドカップシリーズ、「第46回コトブス国際」で、四日市市大井手の相好体操クラブ四日市教室で練習に励む暁高校2年の岡村真さんが、平均台で優勝した。2位は東京五輪日本代表の芦川うらら選手で、日本勢が金、銀のメダルを獲得した。岡村さんは3月16日、報告のため、四日市市役所を訪れ、森智広市長に大会での様子や今後の目標を話した。【四日市市役所を訪れ、金メダルを手に笑顔の岡村さん=四日市市諏訪町】

 岡村さんは中学2年生の際、全国中学校体操競技選手権大会で、個人総合で準優勝、平均台で優勝した。高校1年の時はNHK杯体操女子で個人総合13位、2年生で個人総合11位になり、2022年の日本強化指定選手に、ワールドカップへの出場権を得た。

 コトブス国際が初の海外試合となったそうで、「緊張した」と振り返る。各国の出場選手はオリンピック、世界選手権に出るような世界トップレベル。その中でも、得意の平均台で出場し、予選をトップで通過。決勝では最後に試技をし、優勝を果たした。

 「とても緊張した。優勝は素直にうれしい」と話す岡村さん。「海外の強い選手を見た。これを通過点に上を目指し、レベルを上げて個人総合でも勝てるようにしたい」と今後の目標を話していた。

 3月26日には、四日市市総合体育館で開催される「第39回全国高等学校体操競技選抜大会」に出場する。中学3年のときは「全国中学校体操競技選手権」、高校1年では「三重とこわか国体・とこわか大会」は同体育館での開催予定だったが、新型コロナで中止となった。地元三重での全国舞台も「うれしい」と話す。森市長は「オリンピックの代表も見えてきたのでは。将来が楽しみですね」と期待していた。