【紙面企画 青春開花】暁高校バドミントン部 県トップ選手から刺激

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 県大会の団体戦で準優勝、個人戦で優勝、全国大会に出る選手もいるなど、県トップレベルの暁高校(四日市市萱生町)バドミントン部。高校から始める初心者もいて、それぞれのプレーを楽しんでいる。【ガッツポーズをとる部員②練習の様子=四日市市萱生町】

 創部は女子が1972年、男子は93年で、現在男子27人女子16人が所属。経験者を中心とした1部と、高校から始めた各学年の2部と、入学してから競技を始めたばかりの1年生の3部に分かれる。年間3回開催される県大会もそれぞれの部で出場枠があるため、皆が自分の競技力に合わせて、公式戦に出場することができる。

 キャプテンの竹内駿介君(2年)は伊勢市から通っている。地元の伊勢工業高校も強豪だが、工業科目に関心が持てず同高に進学。練習が終わり、家に着くと午後9時を過ぎるが、困ったときに相談しやすい部の雰囲気が性に合い、遠距離通学でも苦にならないという。

 中野駿晟君(1年)は小学2年生からクラブチームでバドミントンを始め、全国選抜大会県予選の男子1部シングルで優勝する実力を持つ。クラブチームでは短い時間で質の高い練習をしていたが、同部では人数が多いためコートに入らない時間もある。「空き時間に筋トレをし、時間を有効に活用するなど自分で考える力が着いた」と話す。

 女子キャプテンの豊田あいさん(2年)もクラブチーム出身。1年生に初心者が多く、最初はラリーが続かなかったが、上達し続くようになるとうれしいという。「初心者でも身近に県トップレベルの選手がいて、刺激を受けるのが暁バト部の魅力」と語った。

(2023年3月4日発行 YOUよっかいち第217号より)